夏の風物詩ともいえる浴衣。こちらでは、メンズ浴衣の豆知識をご紹介致します。

メンズ浴衣を着る時は、中にインナーを着ると汗をかいても快適に過ごせますし、あぐらをかいても下着が見えず安心です。
専用のインナーもありますが、お手持ちのTシャツやステテコでも代用いただけます。Tシャツは丸首ではないほうが粋だといわれています。
薄い色のメンズ浴衣を着用する時は、透けても良いようなるべく着用することをおすすめします。

洋服では男性と女性で右前と左前の違いがあるため、和装の場合も同じと考える方もいらっしゃるようです。浴衣や着物の場合、着方は性別問わず右前になります。左前は死に装束の意味になるため気をつけましょう。鏡を見ながら着付けたり、お子様に着せたりする時はとくに間違えやすいため注意が必要です。

浴衣にはポケットがないため、男性が浴衣を着た時に荷物をどうしようか考えることはありませんか？荷物が少なければ懐や袖の中に入れてしまって構いませんが、携帯電話や鍵、喫煙者でしたらタバコやライター、携帯灰皿なども必要になってきます。そんな時に役立つのが巾着袋(信玄袋)です。
浴衣姿にもしっくり馴染みますし、帯に挟めば両手が空くため楽に過ごせます。

浴衣はカジュアルな和装ですので、一般的に浴衣に合わせることが多い履物は下駄です。カランコロンと涼しげな音をたてながら歩く姿は、夏ならではの光景です。男性用の下駄は四角い形が特徴的で、足の幅より少し大きめのサイズだと安定感があります。はだしで履くため、初めは鼻緒の部分がすれて痛くなることもあるかもしれません。長時間履く時は絆創膏を持っていると安心です。