夏祭りや花火大会の季節がやってくると、浴衣を身に着けて外へ繰り出す機会が増えてきます。しかし、最近の浴衣は素材や色、デザインが豊富なこともあり、「何を選んだらいいのか分からない･･･」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか？こちらでは、浴衣選びのポイントをいくつかご紹介します。

浴衣を選ぶ前に、「大人っぽく着たい」もしくは「可愛らしく着たい」など、浴衣を着たときの雰囲気をイメージしておきましょう。そうすることで、イメージに合ったカラーや柄をスムーズに選ぶことができ、「イメージと違う･･･」なんて失敗も避けられます。

カラー選びのポイントは、肌の色です。肌の色が白い方なら、パステルカラーなどの淡い色がおすすめです。反対に小麦色の健康的なお肌の色なら、黒や赤などのはっきりとした色を選ぶと良いでしょう。また、身長や体型に合わせてカラーを選ぶ方法もあります。昔から浴衣は少しふくよかな体型の方が着ると、見栄えが良いとされています。そのため細身の方ならば、膨張色として知られる白に近い淡い色をおすすめします。

浴衣を選ぶ際、どうしても柄やデザインで決めてしまいがちですが、浴衣は生地の質感や風合いも重要です。浴衣の素材は大きく「綿」と「ポリエステル」の2つに分けられます。そもそも浴衣は暑い季節に着るものなので、昔から吸収性の高い綿素材で作られてきました。しかし、最近ではポリエステル製の浴衣も登場し、扱いやすいという点で人気を集めています。また、綿と麻の混合素材で仕立てた浴衣は、着心地や風合いの良さから幅広い年代に人気があります。