着物の中でも一番華やかで華麗に写る振袖。成人祝いとして振袖を着用し、成人式に出席する習慣が日本にはあります。お化粧をして身なりを整え、大人の仲間入りをする日とも考えられています。しかし、なぜ成人式を迎えると振袖を着用して、成人を祝うようになったのでしょうか。
まず、振袖が世に知れ渡るようになったのは江戸時代のはじめ。振りが長い着物は、小さな子や未婚女性が着用する物でした。次第に袖の長さが長くなり、未婚女性の正装として定着していきます。袖が長いことで、日本舞踊をお披露目する際により美しさを強調し、男性を魅了できるとして長くなったという説があります。
歌舞伎などの衣装で袂の振りが長いのは、そのことが関係しているとも言われています。その反面、普段の生活では支障をきたすため、着られることはありませんでした。
そして、時代の流れと共に振袖も変化していき、近年の一般的な振袖は114センチになっています。
ではなぜ、未婚女性が着る物として定着していったのでしょうか。それは江戸時代、オープンに恋愛ができなかった女性にとって、振袖には恋のヒントが隠れていました。その時代の芸子さん達は振袖の袖で感情を表現しており、袖がパタパタと揺れる行為には想いや愛情を表し、袖を掴む行為には寂しさ悲しさを表していたとされています。
それを未婚女性達はマネをしたのです。既婚女性にはそのような秘密のサインを表現する必要はないので、袖が短い着物になります。結婚後、振袖を着ることができないのは「未婚ではなくなった」というサインになるのです。
振袖を着用することは女性の権力が弱かった時代の一つの表現法でもありました。振袖で恋愛感情を表現するほかにも、「厄が来ないように」というお清め、儀式の意味も込められています。そのため、成人式などの門出の席には、これからの未来の自分を清めてスタートするという意味を込めて、振袖を着用するのです。意味を知ることでさらに成人を祝う気持ちが増してきませんか。
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